お気に召すまま

前半の部では、いつものGWANさんのオリジナルに加えて、今回は他人の歌を少し歌いたいということで「おさと」（朝比奈逸人）、「窓」（犬丸秀）、「花から人へ、人から花へ」（今井忍）、「酒飲みの唄」（佐久間順平）、「Mr.ボージャングル」（中川五郎）と歌ってくれました。「ブラザー軒」もその流れで歌ってくれましたが、これはもはや渡さんから引き継いだGWANさんの持ち歌かなって思いました。

「酒飲みの歌」「Mr.ボージャングル」はいつも聞いているオリジナルの雰囲気と少し違いますが、GWANさんの歌、どちらもとても良かったです。

前回のライブでは朗読のコーナーがあり、それがとても良くて印象に残っていたのですが、今回も後半の部で朗読をしてくれました。さすが俳優でもあるGWANさんですね。エッセイストが新聞に掲載した文章を読んでくれましたが、聞いているうちにエッセイの登場人物が生き生きと語り、動き出し、引き込まれてしまいます。もちろん文章自体も名文だなと思いましたけど、やはり語りが素晴らしいです。前回の物語作者も今回のエッセイストも知らない人でした。次回も楽しみだなと思います。

（ところで、私が俳優GWANさんを初めてテレビで見たのは小学生の頃。手塚治虫の「バンパイヤ」のロック役でした。子供にはかなり怖い番組でしたが・・。）