第11回 お花まつり音楽会2015/05/03 00:16

4月18日に開催されたお花まつり音楽会は11回目でした。

昨年10回目のお花まつり音楽会は残念ながら忙しくて見に行けませんでしたので2年ぶりになりました。

主催者の小林和尚さんのお話によると10回でやめようと思っていたそうですが、GWANさんからの電話で再び開催しようという気持ちになったんだそうです。

今回の音楽会は本当に素晴らしかったと思います。

何より、GWANさんを中心とするミュージシャンと和尚さんと関西のミュージシャン達が一緒に作り上げるというこの音楽会が始まった頃のあり方に立ち返り、みんなが全力を尽くして作り上げている雰囲気が伝わってきて、暖かいものを感じることができました。


せっかくお花まつり音楽会が素晴らしいかたちで再生したのですからGWANさんと和尚さんのコラボがいつまでも続いてくれたらと願っています。


GWANさんの歌に「あさりら」というのがあります。私はこの歌はGWANさんが自分の根本的な世界観を歌ったものだと思っているのですが、こんな哲学的な歌をコミカルに歌うGWANさんは和尚さんとコラボするには最高のパートナーだと思います。

あさりら(翻訳バージョン)

夜更けに台所に行った
夕方真水につけておいたあさりをふと覗いてみると
みんなぱっくり口を開けていた

あさりは何を考えているのだろうか
泥の海に帰りたいと思っているのだろうか
いや何も考えてはいない
長い舌を出してただ生きているだけなのだ


あじさいの後ろの塀を見ると
銀色の道が一本出来ていた
カタツムリの歩いた道跡だ
何を考えてカタツムリは銀色の道を作ったのか
いや何も考えてはいないのだ

カタツムリは七つの海を越えていく船のようだ
船のつくる白い波がいつしか消えていくように
カタツムリの銀色の道もまた消えていくのだ


赤い柿の実がぼたっと音を立て枯葉の上に落ちる
ひしゃげてしまった柿の実は何を考えているのか
何も考えてはいない
小さいから甘くないと見向きもされなかった柿の実も
時間が経つうちに熟し、そして土に還っていくのだ


一日中木の枝にぶら下がって
ブラリブラリと揺れているナマケモノ
ナマケモノは何を考えているのか
ナマケモノこそ全てを考えているのだ

ナマケモノはまぶたを閉じる
まぶたの裏は光の海だ
木漏れ日のような光が
ちらちらとはてしなくいつまでも踊っている
木漏れ日のような光が
ちらちらとはてしなくいつまでも踊っている




2015 祝春一番2015/05/03 01:07

2015年5月3日~6日 大阪服部緑地野外音楽堂にて春一番コンサートが開催されます。佐藤GWAN博さん、佐久間順平さんなどBar月になじみの方々は5月5日に出演します。