新長田音楽祭のローションマニアックス ― 2015/01/25 23:45
1月18日(日)にアスタくにづか4番館4階 アート・シアター dB 神戸に新長田音楽祭アマチュアバンドコンテストを観に行ってきました。
新長田音楽祭アマチュアバンドコンテストって一体どんなコンテストなの?と思っていたのですが、新長田まちづくり(株)等の組織が中心になり、地域の活性化のため地元の将来性のある若手バンドを発掘して推していこうという試みなのだそうです。
それを聞いて、ローション・マニアックスのどこに将来性のある若手バンドの要素があるのかと疑問に思ったのですが、やはり出演するメンバー達も同じように思っていたようです。実はスタッフ的な立場に立つ知り合いがメンバーも知らないあいだに出演登録していて「明日予選だから来てね」的なノリで呼ばれたということでした。
まあ、それに関しては、面白系エロブルースバンドなので、スタッフが出演者の個性に幅を持たせるために面白系のバンドが欲しかったのかもしれません。しかし、予選を高い評価で勝ち抜き、決勝進出ということになったわけです。
決勝では「だから」と「鉄格子の病院」で、観客をあおり、ローションマニアックスの世界に引きずり込んで、大きな拍手を浴びていました。司会の女性は、「まだ、日は明るいですが、外に出たら真夜中なんじゃないかって思いました。これが、コンテストの決勝大会なのか?という感じもありましたね。」と実に正直な感想。
音楽的には典型的なブルースバンドなので、演奏に関しては審査員の方々はもう何もかもお見通しという感じなのでしょうけど、審査員長吉田建さんは、「だから」の歌詞の軽さをほめていました。フレーズを何度も口ずさみ「この軽さが凄くいいんですよ。意味がないの。それが好き。」と。しかも岩元いちこうを「日本のマディ・ウォーターズみたい。ワン&オンリーのブルース・バンド。」とさえ言っていました。もう完成しているバンドなので、これという大きな修正点はないし、生き様に魅力があるよねということなのだと思います。
このコンテストの優勝バンドは文字どおり若くて新鮮で将来性のある女性バンド「こんぺいとうベイビー」でした。しかし、各審査員の意見を聞いていると、ローション・マニアックスを推していた人も何人かいたのではと思いました。ひょっとすると優勝候補に入っていたのかもしれません。
見ていてなかなか楽しいイベントでした。
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