10月6日 釜ヶ崎SONICリポート2012/11/05 23:13

10年間にわたって釜ヶ崎の三角公園で催されてきた「寄って来祭り」が昨年の秋に終了しました。それを引き継ぐようにして新しく始まったのが「釜ヶ崎SONIC」というイベントです。プロデューサーは“まちゅこけ”さん。若い女性シンガーで、ずいぶん前から「寄って来祭り」にシンガーとして参加してきた方です。

まちゅこけさんと彼女をささえる多くのスタッフにより第1回目の「釜ヶ崎SONIC」が2012年10月6日、7日の2日間にわたり開催されました。私はローション・マニアックスが登場する6日(土曜日)を楽しませてもらいました。

当日は曇りで、暑くもなく寒くもないけど夜には雨が降るかもしれないというお天気。私は三角公園には3時前くらいに到着したのですが、いつも早くに来ているはずのローションマニアックスのメンバーは見当たりませんでした。しばらくすると喪服を着たメンバーや関係者達が順次到着。10月2日に亡くなった島田和夫さんの告別式に参列していて遅くなったようです。

私が見れたのは、さっちゃんとバナナーズのステージの終わりあたりから。いつも感心するのですが、釜ヶ崎の三角公園で行われているこのイベント、登場する人達のレベルが高いんです。

さっちゃんとバナナーズ
さっちゃんとバナナーズも少し聴いただけですが魅力的でした。歌うのは“かのうさちや”さん。自転車で自家発電しながらの歌と演奏でした。リードギタリストも印象に残りました。

せっかくですので、YOUTUBEに載っている反原発SONG「輪になって止めよう」を聴いてみて下さい。福島の子供達と一緒に歌ったものです。
http://www.youtube.com/watch?v=Rnn10JM_kxQ&feature

アカリトバリ
アカリトバリは福島県出身のアカリさんと大阪出身のトバリさんのユニット。アカリさんがボーカルと三味線、トバリさんがギター担当です。
福島民謡の「相馬盆唄」やオリジナルの「山のうた」などを歌ってくれました。「山のうた」は震災から1年経った今年の春に、ふるさと福島に思いをはせて作った歌だそうです。心につきささる歌詞をもつ歌でした。

YOUTUBEで見つけたアカリトバリの「山のうた」
http://www.youtube.com/watch?v=61_-c8-6a5g


※今回事前情報が少なく上手く写真が撮れていません。アカリトバリはユニットなんですがトバリさんの写真が撮れてない。すみません。


ROYALFISH+J1
福井県からやってきたROYALFISH+J1
ロックシンガーROYALFISHとドラマーJ1のユニットのようです。ネットで検索するといつもこの二人で活動しているようです。
歌詞も曲もカッコよかったです。





ローション・マニアックス

今回のゲストギタリストはヨシ水野さん。
メンバーは前日からのお通夜と告別式でちょっと疲れ気味だったはずだけど、パワフルなステージでした。



1曲目の歌は、定番の「だから」なのですが、いつも最初は落語のまくらのように即興でブルース語りをします。今回は島田和夫さんのことをテーマに神戸三宮の東極楽寺でのお通夜に600人ほど集まったことなどを語っていました。

ローションマニアックスは釜ヶ崎三角公園でのステージは常にイイ演奏だなと思います。場所との相性がいいのかもしれません。



最後の歌、「鉄格子の病院」でブルース・ハープのソロをとる岩元いちこう。後ろのドラマーは湖月孝夫。

わだかまり
地元の人気バンドでしょうか。ボーカルにギター2本の3人組のバンド。同業者の集まりみたいにも見えましたが、どうなんでしょう・・?
圧倒的な歌唱力と美声とヨッパライのノリで客をあおっていましたが、良く伸びる声が気持ちよかったです。オリジナルも良く、ステージが楽しくて大受けしていました。いろんなギャグも言っていましたがここは「釜ヶ崎のウッドストック」が私のツボにはまりました。音楽はソウル系でした。



第1回「釜ヶ崎SONIC」の初日、雨も降らず、ステージも大変盛り上がり観客の拍手のうちに終了していました。今後長く続くイベントになればいいと思います。




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